転職の成功と失敗の分かれ目何が違うのか?

転職成功者に共通するのは「やるべきことをやった」ということです。
何をやるべきかは 転職希望者の状況によって異なりますが、残念ながらできる人ばかりではありません。

目標達成に至る道のりは、決して楽ではありません。そこで重要なカギとなるものは 「プラス思考」です。
そもそも企業は、応募者を採用する義務はありません。貢献できる優秀な人材だけを選択します。
魅力を感じる応募者は何が違うのか、決め手は企業によって異なりますが、少なくともマイナス思考の人を採用することはありません。

肝心な時に諦めたり逃げてしまうからです。厳しい状況だからこそ、自分の持っている価値を存分に発揮し、目標達成のために前向きに行動する人材が必要なのです。

誰もが「売りとなるもの」「強み」を持っています。それを自覚し、武器として使えば、「仕事ができる人」という評価を得ることができますが、このことを理解して実行するビジネスパーソンは決して多くありません。もしあなたが「自分には特別なものがない」と思っているとしたら、そのマイナス思考をプラス思考に転化させることが先決です。やるべきことをやるためには、楽しくなければ完遂できません。

自分自身の思い込みから脱却するためには、一人で悩んでいるよりもキャリア・コンサルタントとの二人三脚が効果的ですが、ワークシートを使って自問自答する方法でも可能です。
本書では自己分析を重視していますが、魅力的な応募書類を作成するために最も重要なのは、その前の準備段階であるからです。自分と向き合う作業を徹底的に行えば、必ず自分の「売り」を見つけることができます。

そのアピール材料を企業のニーズに合わせて書類を作成し、「私はどのような評価がもらえるだろう?」と思えるぐらいに心の余裕が持て れば、シメたもの。転職活動は楽しくなります。心のゆとりが自信ある態度をもたらし、 採用側に「任せて安心な人」という印象を与える好結果につながります。